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仙台弁護士会の平成20年度の会長荒 中(あら ただし)です。
今年は、様々な課題に取り組まなければならないと考えておりますが、その中でも重要と考えられる3つの課題について触れさせていただきたいと思います。
1.裁判員裁判への対応
今年は、平成21年5月から始まる裁判員裁判に向けた取組みが大きな課題になると思っています。これまで、市民の方々に参加していただき模擬裁判を何度か行なってきましたが、刑事裁判の中核をなす事実の認定(その結果としての有罪か無罪かの判断)、有罪であるなら量刑について、誰もが十分納得できる結論を得るためにはどのような手続が相当なのかを市民の方々の意見も十分参考にしながら考えて、準備を進めていきたいと思います。
2.地方の方々へのリーガルサービスの提供
(1)次に、仙台弁護士会では今年、栗原市と角田市の2ヶ所にひまわり公設の法律事務所を設置することが決まっています。これまでも地方の方々にリーガルサービスを提供するために努力してきましたが、既に設置済みの登米(佐沼)と気仙沼に加え、4ヶ所の公設事務所がそれぞれ地元や周囲の市町村の方々の期待に応えられるような活動をしていただけるよう側面的に支援していきたいと思います。
(2)そのほか、本年4月1日過疎偏在対策の拠点事務所(やまびこ基金法律事務所)が仙台市内に設置されました。これは弁護士過疎あるいは偏在と言われる地域で稼働する弁護士を養成する事務所であり、今後、ここで養成された弁護士が主として東北地方の様々な地域で活躍することが期待されています。
3.犯罪被害者支援窓口の設置
同じく本件4月1日には犯罪被害者の支援のための窓口が開設され電話による相談が開始されました。
犯罪被害者の方々は直接弁護士会や法律事務所に赴いて相談を受けることが困難な状況におかれることが少なくありません。
また、相談に応ずる側も犯罪被害者の立場を十分理解した対応が求められます。
仙台弁護士会は、今回、一定の要件を備える弁護士により、電話による相談を行ない、犯罪被害者の方々の被害の救済に向けた具体的な取組みの1つとして開始しました。
最後になりましたが、私達が以上のような重要な課題の調査研究を行ないその成果を踏まえた具体的な取組みを実施するに当たっては市民の方々の積極的御支援、御協力が必要不可欠です。
是非、私達の活動に一層の御支援、御協力をお願いします。
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